精福「精神保健福祉相談援助の基盤」③

2016年10月18日

相談援助の概念

1948年 

世界人権宣言 「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。」(第1条)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/udhr/1b_001.html


1950年代 

ノーマライゼーション 「障害者などの社会的に不利な者が、障害のない人と同様に生活をすることができる社会を目指すこと」

はじまりは、デンマークの知的障害者にかかわる市民運動


1970年代 

ピープル・ファースト   スウェーデンから始まった知的障害者の当事者活動 「わたしたちは『しょうがいしゃ』であるまえに人間だ」

IL運動(自立生活運動) アメリカから始まった 重度障害者が、社会の中で健常者と同様に、人としての権利を主張・獲得し、社会の構成員として参加することを目的とした活動


ラップは「精神障害者は、その属する社会から抑圧されており、また、彼らを援助する専門家の行為により抑圧が助長されている」とし、専門家主導の実践を批判しました。


権利擁護

セルフアドボカシー 当事者が自らの権利を主張・擁護する

ケースアドボカシー 個人・家族に対する個別の権利擁護

シチズンアドボカシー 当事者を含む市民が主体となって実施

クラスアドボカシー  同じニーズを持つ集団により、制度の改善などを訴える


グロッサーによる分類

イネイブラー・ロール・・・側面的支援

ブローカー・ロール・・・仲介

アドボケイト・ロール・・・弁護


社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)

社会的包摂・・・制度やサービス、生活上の課題や社会情勢等により、社会的に孤立・排除されている人々に対し、あらゆる場面での社会参加を促していこうとすること


ノーマライゼーション

ノーマライゼーションの父、バンク・ミケルセン デンマーク

1959年法(精神遅滞者福祉法)

「知的障害者の生活をできる限りノーマルな状態に近づけること。障害のない人と変わらない、同じ生活条件を作り、その障害を受容して同じ生活条件を提供すること」


ニィリエ スウェーデン

ノーマライゼーションの原理」・・・知的障害者の生活様式を社会の普通の形態に近づける。「8つの原理


ヴォルフェンスベルガー アメリカ

ソーシャル・ロール・ヴァロリゼーション」・・・価値のある社会的な役割を獲得する


精福「精神保健福祉相談援助の基盤」④へ続きます。

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